人文科学・情報通信科学を多角的に学ぶ

1,2年次には、生活文化学、情報通信科学の両分野にまたがる多くの選択必修科目から自由に選択し、文系、理系、両方の思考を身につけることを目的とします。私たちの日常生活の中の様々な社会課題から、データサイエンスの基礎までを学びます。

科目例:家族関係論、食と農の経済学、人間関係文化論、ソーシャルリサーチ論、ジェンダー理論、生活文化と人口知能、生活と情報倫理、生活と統計学、情報と職業、失敗学と創造学

SDGsを前提とした問題解決のための人文社会科学

3,4年次には、演習科目や少人数でのゼミにより、さらに問題解決のための思考を深めていきます。

SDGsとは、国連が定めた世界共通の17の目標です。例えば「ジェンダー平等を実現しよう」「すべての人に健康と福祉を」「気候変動に具体的な対策を」などがあります。

生活文化学コースには、ジェンダー、消費者法学、食料経済学、社会心理学、社会学など様々な専門の教員がいるため、様々な角度からSDGs にアプローチすることができます。

例えば、目標11 「住み続けるまちづくりを」に関しては災害リスクを減らすための取り組みについて学ぶ、目標12 「つくる責任 つかう責任」については食品ロスや食の安全性、消費者法などの観点から学ぶことなどができます。目標13 「気候変動に具体的な対策を」については、社会心理学的視点から環境配慮行動を促進するためのコミュニケーションについて考えたりしています。他にもどんなアプローチが可能か、みなさんも生活文化学コースで考えてみませんか。

SDGs

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生活文化学コースの4年間

生活文化学コースでは、1年次には主に教養科目を履修します。語学や体育なども含まれます。専門科目としては文化情報学概論と、入門ゼミとして生活文化学入門があります。文化情報学概論は生活文化学コース、情報通信学コースの教員全員が担当しており、それぞれの教員の専門分野とSDGsとのつながりについて学びます。生活文化学入門では、PBLやディベートなどを通して自ら調べたり議論をしたりする基礎的な方法を学びます。

2年次からは専門科目を主に履修します。学科共通科目、生活文化学コースの専門科目から自分の関心のある科目を選択します。生活文化学コースには様々な専門分野の教員がいるため、幅広い分野の科目を履修することができます。2年次の後期から演習科目が始まります。担当教員の指導を受けながら、文献を読んでディスカッションしたり調査を行ったりします。卒業研究を自分で行うための練習にもなります。

3年次の後期から卒論ゼミが始まります。それまでに、どの教員のゼミを取りたいか、考えておきましょう。3年次後期から1年半かけて指導教員のアドバイスを受けながら卒論を完成させます。卒論が、4年間の集大成となります。最後には卒論発表会があります。

生活文化学コースでは、4年間をかけて、読解、論述、議論などの基礎技能、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、研究力を身につけることができるように設計されています。

生活文化コースでの4年間

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在学生の声

「興味を探せる 追求できる環境」

私がこの学科に入って一番良かったと思うことは、自分が興味のあることを見つけ、研究できていることです。私は高校生の頃自分が何に興味があるのか分からず、大学で何を学ぶのか決めきれずにいました。そんな私には幅広く生活にかかわることを学べる生活文化という学問分野がとても合っていました。

この学科では先生方の専門領域が様々で、法律、ジェンダー、文化、経済、歴史など幅広く学べます。授業やゼミは自分の興味に沿って選択して受けることができるので、興味をとことん追求できて楽しいです。

私は実際に授業を通してジェンダーや世界史に興味を持ったので、現在ゼミで研究しています。ゼミでは少人数制ということもあり、メンバーと議論しながら意見を深められるので視野がとても広がり、成長を感じています。

多角的な視点から生活を捉えてみたい方、自分が何に興味があるかまだ分からない方、ぜひ一緒に幅広い学びの中で、自分の興味を追求してみませんか。興味を探せる・追求できる環境がここにあります。